2017年5月宮崎滞在5日目 その2

5月宮崎滞在5日目の夜は、宮崎の中学時代の友人ジュンジュンと夜の海へ。

男2人で夜の海へ行くって、ちょっとヤバイ?

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5月宮崎滞在5日目は自転車で宮崎市内で私が過ごした場所を回る。大淀川堤防下の遊歩道で夕暮れの宮崎の景色を満喫した後、私が通っていた宮崎西中へ。

裏門に続く細い道を通ると、白い体操着に赤い短パンを履いた中学生たちが片付けをしている。

ちょうど部活が終わる頃だったようだ。

そう言えば私達の頃、体操着は夏は白のシャツと短パン(女子は黒ブルマ)、冬はその上から赤いジャージを着ていた。ジャージのパンツはくるぶしにゴムがついていた、ダッサダサのジャージだった。

今の子達も短パンの色は赤だが、我々の頃よりもデザインは洗練されている。

 

すっかり日も暮れた頃、一度ホテルに戻ってのんびりした後、ジュンジュン君の家へ行った。

彼も忙しそうなので挨拶してお土産だけを渡して帰ろうと思ったのだが、やはり長く話し込んでしまった。

そして、そのまま彼のボルボに乗って夜の海へ。

男二人で、夜の海へ行く。

「こん道を最後に通ったのは20年以上前やなかろか。今から行く海は、昔付き合っちょった彼女と夜に良く行っちょったとよ」

そんな場所へ私を連れて行っていったい何をするつもりなのだろう。

もしや……といろいろ考えているうちに到着。

かれは真っ暗な海岸へどんどん歩いていく。ここにいるのは我々2人だけ。

私は少しビビりながらジュンジュンの後をついていく。

急に目の前に真っ黒い海が広がった。聞こえるのは我々の足音と、波が海岸に打ち寄せる音だけ。

長い間波に削られ、特に対策もたてられず放置されすっかり短くなってしまった海岸を二人で眺める。

かつては昼も夜もカップルで賑わい、ジュンジュンも当時の彼女とロマンチックな時間を過ごした場所だが、今はすっかり寂れてしまっている。

二人とも暫く黙って海岸を眺めていたが、ジュンジュンが口を開いた。

 

「これも宮崎やが」

 

宮崎は今、様々な人々が様々な取り組みをして自分たちの土地を盛り上げようと頑張っている。

我々外部の人間はどうしても有名スポットや地域おこしの成果が出始め注目されているところに目が行きがちだが、宮崎にはまだこのような取り残された場所の方が多いのだろう。

 

私達二人は少しの間、ただ夜の海を眺めていた。

結局、私が恐れていたことは何も起きなかった。

二人は駐車場へ引き返し、ジュンジュンと私を乗せたボルボは再び宮崎市街地へ戻った。

観光地らしく綺麗に整備された京浜道路の先には、豪華なシェラトンホテルが闇の中に浮かんでいる。