その畑は

見慣れぬ花が咲き、変わった実がなる

7/11(火)7:30配信

兵庫県姫路市香寺町行重の田園地帯に、見慣れない花が咲き、変わった実がなる不思議な場所がある。野菜を栽培しながら種も採種している農家、神崎一馬さん40の畑。春から夏にかけて、ダイコンやニンジン、ゴボウなど数の花が咲き誇っている。山崎竜

畑は6月に入ると、上品な匂いに包まれる。香りの元はニンジンの花。小さな花の集合体は直径20センチほどの手まりのようで、切り花にもできそうな美しさだ。

近所のお年寄りにも何の花か尋ねられますと神崎さん。かつて種を採る行為は普通だったが、種苗メーカーが育てやすく形もそろいやすい種を作り出すと、廃れていった。

種採りは手間と時間がかかる。ニンジンの場合、通常は夏に種をまき、冬に収穫を迎えるが、種を採取する場合は次の夏まで生育を続けなければならない。梅雨や台風の時期に倒れ、枯れてしまうことも多い。

神崎さんが自家採種を始めたきっかけは、祖父から網干メロンやソラマメの種を受け継いだことだった。

毎年、優秀な株を選別して独自に改良したもので、育てると通常より大きな実ができた。特長を伸ばす楽しさに加え、農家が何世代も受け継いできた思いを途絶えさせることが忍びなかったという。

種芋なども合わせると40種類近くの種がある。うわさを聞きつけ、農家がもらってほしいと持ってくることもあるという。これ以上、増やす気はないんですがと言いつつも、表情は楽しげだった。

ニンジンの葉までは知ってたが、花はまだ一度も見てない。他の農家さんは種を作ってるのか、買ってきて栽培してるのかどちらだろう。

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